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emolのオンラインカウンセリング、どんなことをするの?【Q&A】

監修:井上(公認心理師)

Q1. オンラインカウンセリングとは何ですか?

オンラインカウンセリングとは、インターネットを通じて、自宅などからカウンセラー(臨床心理士/公認心理師など)に相談できる心理支援の方法です。 遠方に住んでいる方や、忙しくてなかなか時間が取れない方、外出が難しい方などでも、ご自身の生活に合わせてカウンセリングを受けていただけます。
emolのオンラインカウンセリングではGoogleMeetを使用してビデオ通話でやり取りを行います。スマートフォン、PC、タブレットなど、インターネットにつながっている媒体であればご利用いただけます。認知行動カウンセリングでホームワークを使用する場合も、スプレッドシートを用いて入力・共有が可能です。
※ご利用者様と担当カウンセラーのみ閲覧できるようになっています。

Q2. 対面カウンセリングとの違いは?

一番大きな違いは「場所」です。オンラインカウンセリングでは、自宅など、ご自身が安心できる環境からご相談いただけます。また、近くにカウンセリングを受けられる場所がない方や、クリニックなどに通うのは抵抗がある、という方でもご利用いただけます。
対面とオンライン、どちらが合うかは人それぞれですが、emolでは経験豊富なカウンセラーがカウンセリングを実施しているため、対面とほとんど変わらず認知行動カウンセリングを実施できます。

Q3. 何を話せばいいかわからなくて心配です

emolのオンラインカウンセリングでは、解決したい困りごと、悩みごとを初回にうかがいます。カウンセラーが状況や考えの整理をお手伝いしながらお話をうかがっていきますので、安心してお任せください。予約時に簡単な事前問診にご回答いただきますので、当日うまく話せるか不安な方は、ゆっくり時間をかけて問診に相談内容を記載していただくのもおすすめしております。ご利用者様のペースに合わせて、安心して話せる雰囲気を作っていきます。

Q4. オンラインでも効果はありますか?

はい、一般的にオンラインカウンセリングでも対面でのカウンセリングと同程度の効果が期待できるといわれています。

2013年に実施された研究では、うつ病患者に対する認知行動療法ベースのオンラインカウンセリングと対面カウンセリングの効果に差はなく、オンラインの効果は3か月後まで持続したと報告されています。[1]その他にも、PTSD[2]や子ども[3]にも効果があるという報告もあります。

 また、自宅など落ち着いた場所で受けられるため、緊張がやわらぎやすく、率直な気持ちを伝えやすいというメリットもあります。Eメールを用いたカウンセリングでは、ご自身の気持ちを文章で書き出すことが不安の改善に有効であるとされていますが、認知行動カウンセリングでは対話だけではなく、ホームワークを通してご自身の状況や感情を書き出して整理していただくので、対面とEメール両方のメリットを併せ持っているといえます。

emolでは実践経験豊富で信頼できるカウンセラーのみ在籍しております。また、在籍しているカウンセラーに向けて定期的に勉強会を行い、質の高いカウンセリングをご提供できるよう心がけております。

Q5. プライバシーは守られますか?

はい、emolのオンラインカウンセリングではプライバシー保護のために以下のような対策を取っています。

  • カウンセラーは、個室などプライバシーを配慮した静かな環境でカウンセリングを実施
  • 相談内容の守秘義務の厳守

カウンセラーとご利用者様以外に、相談内容や、オンラインカウンセリングのご利用について知られることはありません。未成年の方のご相談でも、ご本人が望まれなければ相談内容を保護者の方に話すことはありませんので、安心してご利用ください。

※ご本人の生命や安全に関わる緊急事態の場合には、保護者の方や関係機関へ情報共有させていただくことがあります。

Q6. どんな悩みで利用してもいいのですか?

はい、emolのオンラインカウンセリングでは、さまざまな悩みに対応いたします。

例:

  • 人間関係や家族の悩み
  • ストレスや不安、不眠
  • 職場での問題やキャリアの悩み
  • 子育てや育児のストレス
  • 自分自身への不安、自己否定感

主治医の同意があれば、特定の疾患における症状に特化した認知行動カウンセリングを実施することも可能です。「こんなこと相談していいのかな?」という内容でも、安心してご相談ください。

Q7. メンタルクリニックや精神科に通院していても、オンラインカウンセリングを受けていいのでしょうか?

はい、emolでは精神科や心療内科などに通院中の方でも、主治医の同意書をご提出いただくことでオンラインカウンセリングを受けていただけます。


ただし、以下の点にご注意ください:

  • 主治医に一度ご相談することをおすすめします。特に治療方針に影響が出る可能性がある場合、カウンセリングの併用について医師の意見を聞くのが安心です。
  • オンラインカウンセリングは医療行為ではないため、診断や薬の処方は行えません。カウンセリングとは、「現状や気持ちを話し、心の整理をすること」です。

薬物療法と心理的支援は補完的な関係にあります。心の問題に多角的にアプローチするために、カウンセリングが役立つ場面も多いのです。ご本人の同意の上でカウンセラーと主治医が情報を共有できる場合、より一貫性のあるサポートにつながることもあります。

通院に加え、「自分の気持ちをもっと整理したい」「話をじっくり聴いてほしい」と感じたときに、カウンセリングはとても心強い選択肢になります。

Q8. emolでオンラインカウンセリングを受けるにはどうすればいいですか?

以下の手順で簡単に始められます:

  1. emolカウンセリング公式LINEをお友達追加する
  2. コンシェルジュからご案内する事前問診に回答する
  3. LINEメニューの「予約する」ボタンをタップしてカウンセリング予約ページからカウンセラーとご都合の良い日時を選択し、予約する
  4. 静かな場所、ネットワーク環境を整えて当日を迎える

ご不明点があれば、LINEの「お問い合わせ」からお気軽にお聞きください。

オンラインカウンセリングは「話す勇気」の第一歩を支えます

初めてのオンラインカウンセリングは、不安もあるかもしれません。でも「話してみたい」「少し楽になりたい」という気持ちがあれば、それは大切なサインです。

自宅から気軽に利用できるオンラインカウンセリングは、忙しい現代人の強い味方です。

あなたの心の声にカウンセラーが丁寧に耳を傾けます。

【参考文献】

  1. Wagner B, Horn AB, et al. (2014). Internet-based versus face-to-face cognitive-behavioral intervention for depression: A randomized controlled non-inferiority trial. Journal of Affective Disorders, 152–154, 113–121.
  2. Bisson JI, Ariti C, et al. (2022). Guided, internet-based, cognitive behavioural therapy for post-traumatic stress disorder: Pragmatic, multicentre, randomised controlled non-inferiority trial (RAPID). BMJ, 377, e069405.
  3. Aspvall K, Sampaio F, et al. (2021). Cost-effectiveness of Internet-Delivered vs In-Person Cognitive Behavioral Therapy for Children and Adolescents With Obsessive-Compulsive Disorder. JAMA Network Open, 4 (7), e2118516.
監修:井上カウンセラー 公認心理師、臨床心理士
【得意なジャンル】
自己理解、人間関係、不安、うつ、発達障害

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